2013年6月30日(日)
1ディナール139円
1シュケル27.3円
朝8時にマンスールホテルを出発し、イスラエルのエルサレムに向かう。
イスラエル国境の2013年6月現在の状況について記述する。
イスラエルのスタンプについて
イスラエルのスタンプがパスポートに押されると、アラブ諸国など(イラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、イエメン、シリア、ソマリア)に入国できなくなるというマイナス面がある。
そのため、旅行者はスタンプを押されない様にイスラエル国境を超えることに苦心してきた。
しかし、昨今はイスラエルがスタンプを押さないような手続きに変えてくれており、何も言わなくてもスタンプは押されずに厚紙でできたカードをくれる。
スタンプは押されなくなったが、2時間ほど別室で待たされたという事例はなくなっておらず、こればかりは運が必要だ。
イスラエルで会った日本人たちに話を聞くと、別室で3時間待たされた人や20分以上質問攻めににあった人がいた。日によって、厳しい日と緩い日があるようだ。特に不手際があったわけではなく、本当に運でしかないので、捕まってしまったら潔く諦める。
ヨルダンからイスラエルへ陸路で
以下は、ヨルダンからキングフセイン橋を渡って、イスラエルに入国した私の事例である。
時間と費用がどれくらい必要かの参考にして欲しい。
マンスールホテル前でタクシーを捕まえ、タクシー30ディナールで40分ほどかかり、ヨルダン側の出入国管理局に8時40分に着く。ここにはデューティフリーや売店などがあるが、あまり安くなかった。
9時にヨルダン側の出国手続きを開始し、10ディナールの出国税を払う。
10時過ぎにヨルダンとエルサレムの緩衝地帯を渡るバスに乗る5ディナール、別途荷物代1.5ディナール。
このバスの乗車時間が長く、2時間ほど停車するバス内で待つ。
11時40分過ぎにイスラエル側の出入国管理局に着き、荷物検査と入国手続きを開始。混んでいたため、1時間ほどかかったが、拘束や質問攻めに会うことなくスムーズに手続き終了。
入国管理の係官は若い女性だったが、「ノースタンププリーズ」と言わなくても、パスポートにスタンプを押されることはなかった。
ヨルダン側では合計46.5ディナールを払っているが、タクシー代は4人でシェアできるので、1人25ディナールを出国費用で用意しておけば問題ない。
無事に通過した後、イスラエル国境の両替屋で10ディナールを39シュケルに変えた。レートがとても悪いので、最低限の両替で済ませる必要がある。
外に出ると、エルサレム行きのバスが待機している。38シュケルと荷物代4シュケルを支払い、バスに乗り込む。
以上で無事に国境を超え、エルサレムにくることができる。注意点としては、現金が必要なので不足なく用意することである。再度、まとめておく。
・マンスールホテルからヨルダン側イミグレまで:30ディナール(4人で割れば7.5ディナール)、セルビスとバスを利用すると時間はかかるが一人5ディナールで行ける
・ヨルダン出国税:10ディナール
・緩衝地帯を渡るバス:6.5ディナール
・イスラエル国境からエルサレムまでのバス:42シュケル
13時過ぎに出発したエルサレム行きのバスは14時過ぎに着いた。
ここから75番バス5シュケルに乗って、バックパッカーに有名なイブラヒムハウスに向かう。
イブラヒムハウスは、無料で泊まれる宿だが、実際は一日につき50シュケルの寄付が必要だ。
イブラヒムハウス
ドミトリー、シングル無料、下記に地図と行き方を記載
シャワートイレ共同、水圧強い、ホットシャワー夕方までで夜は水、無料WiFi、食事はいつでも食べ放題で無料
(イブラヒムというおじいさんがやっている無料の宿。実際は1日50シュケルの寄付が必要。しかし、払わない日本人が多すぎて、経営が苦しそうだった。施しを受けるだけ受けて、感謝もせずに宿を出て行く日本人に腹が立った。世界一周旅行者にお金がないのは理解できるが、モラルがない日本人が多い。)
↑イブラヒムハウスからの眺め、高台にある。
明日の予定を決めて、9時に就寝。
エルサレム地図
エルサレム到着時、地図の左側にあるバスマークのところまで行き、75番バスに乗る。そこから地図右端にある赤いベッドマークのイブラヒムハウスに行ける。
より大きな地図で イスラエル:エルサレム周辺情報 2013年7月現在 を表示
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