20130702 エルサレム旧市街へ

イスラエル

2013年7月2日(火)

1シュケル27円

 

エルサレムの旧市街はヨーロッパのような街並みが広がる石畳の世界だった。

頭の上に通路があったり、トンネルや小道が多く、見ているだけで飽きない街並みだ。

今日はそこを細かく探索しようと思う。

 

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↑旧市街の後ろに沈む太陽。
 
自分のことを棚に上げて書く。旅行中の悪さは色々あるが、今回は酷いと感じる。
イブラヒムハウスにいる日本人の身勝手さに呆れて、宿を移る。
朝、イブラヒムおじいさんと少し長話をした。ここ最近でたくさんの日本人旅行者が宿を出て行ったのだが、全く寄付はなく、あっても20シュケルしかなかった。外のサンドイッチが22シュケルする国で、無料で泊まって感謝もなく出て行く。
それでも彼は与えたいと言い続けていた。彼の家系は1400年に渡って、与え続けてきたという。
最新のパソコン機器などを持って世界旅行をし、お金もおじいさんより持っている日本人旅行者が、イブラヒムハウスでたかるだけたかって礼も言わずに出て行くのは、滑稽だ。モラルの低さに呆れる。逆のことをされたら、この日本人旅行者はどう思うのか。
ここまで書いておきながら、私も二泊で100シュケルしか寄付していない。このお金でおじいさんは、早速パンとジャムと卵を買って、宿のみんなにあげていた。おじいさんの「Welcome! Eat!」が悲しく聞こえた。
 
昼前にNEW PALM HOTELに移る。ダマスカス門の目の前にあり、駅やバス停、売店、スーパー、嘆きの壁などに徒歩圏内のホテルだ。オーナーは日本人を優遇してくれる。
 
 
NEW PALM HOTEL:ニューパームホテル
8人ドミトリー50シュケル
シャワートイレ共同、ホットシャワー、水圧とても弱い、無料WiFi速い、トイレレットペーパーあり、無料でコーヒー紅茶、共同キッチンと冷蔵庫あり、シーツなど綺麗、水圧が弱すぎたので二度と泊まらない

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↑ホテル入り口は狭い。フロントは2階。

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↑シャワーは水圧が弱い。

 
昼過ぎにトラムに乗って、明日のバスチケットを事前に買いに行く。ホテルからダマスカスゲート駅まで4分ほど、切符6.6シュケル。
 
 
セントラルステーション駅でおりて、目の前にあるビルのようなバスターミナルに向かう。3階にチケット売り場と乗り場がある。

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↑切符売り場。混んでいる。

 
エイラット行き78シュケルのチケットを買い、ビルをぶらつく。

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↑キップの券面を確認し、行き先や時間が間違っていないか確認する。
 
マクドナルドがあったので値段を確認。セットが43シュケル1190円、噂通りの高さだ。
 
バスターミナルから新市街、旧市街へと歩き続けた、ぶらつきながら4時間。街並みはヨーロッパのようで、歩いていて楽しい。

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↑新市街は道が広く、歩きやすい。

 
両替がたくさんあったので、100シュケルのレートを聞くと166エジプトポンドだった。

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↑駅にはこのような目印がある。

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↑駅の券売機でキップを買う。

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↑トラムとダマスカスゲート駅。

 

旧市街に入り、嘆きの壁と岩のドームを目指す。道は一直線だったので迷わないが、一歩通りを入ると、旧市街の中は迷路のように細かい道がたくさんあり、階段を上ったり下りたりする。
嘆きの壁前にはゲートがあるが、チェックは甘いので問題無くはいれる。半袖、短パン、サンダルでも問題なかった。キップと呼ばれる白い小さな帽子をかぶり、嘆きの壁の前に行く。ユダヤ教徒が熱心に経を唱え、壁に向かって礼を繰り返している。
超正統派と呼ばれる人たちは、黒いスーツに黒い帽子をかぶり、ヒゲやもみあげを伸ばしている。この人たちは祈ることが仕事で、安息日には電気のスイッチすら押すような動きさえしてはいけないと聞いた。
岩のドームに向かったが、夕方にはすでに入ることができなかった。
オリーブ山に夕焼けを見に行った。旧市街の奥に夕日が落ちて行く。岩のドームは金色に輝き、旧市街はオレンジに染まった。
 
イスラエルでの出来事を思い出す。ホロコーストを経験したユダヤ人がパレスチナ人に同じようなことをしている。銃やミサイルを使い、最初は殺戮に戸惑っていた若いユダヤ人兵士たちもだんだんと麻痺し、軍の言いなりになっていく。へブロンなどの地域で行われていることは、そういうことだ。
帰り道、少年に声をかけられた。あなたはイスラエル人か?私は、日本人だと答えると少年は満面の笑みでグッドと答え、手を振ってくれた。パレスチナ人とユダヤ人の確執は深い。

 

エルサレム周辺情報


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