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押すか、引くか。勝負の9割を決める「勝負眼」とは何か。藤田晋著「勝負眼」を読んで

経営の世界に長く身を置いてきた人々が口をそろえて言うのは、勝負どころの見極めがすべてだということです。では、その勝負眼はどうすれば磨けるのでしょうか。2025年11月に出版された藤田晋著勝負眼 押し引きを見極める思考と技術(文藝春秋)は、ま...
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『ふしぎな中国』が描くのは崩壊ではなく矛盾の持久戦

『ふしぎな中国』という題名は、やわらかな響きの裏に、現代中国の理解しにくさをそのまま封じ込めています。読んでいてすぐ分かるのは、このふしぎが神秘の意味ではないことです。巨大な矛盾が同時に走り続けるのに、中国社会が簡単には壊れないという不条理...
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今日も何も変わらなかった、そう思い過ごすあなたへ。【書評】巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH

「なんとなくこのままじゃいけない気がする。でも、何をすればいいのかわからない。」そんな焦燥感を抱えながら、気づけば今日も何も変わらずに一日が終わっていた。毎日、私も同じ感覚で過ごしています。やりたいことがないわけじゃない。夢がないわけでもな...
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思考法を学んでも成果が出ない人へ。BCGトップコンサルが30年で掴んだ「ものの見方」の正体

ロジカルシンキング、仮説思考、デザイン思考。ビジネス書コーナーに並ぶ思考法の本を読み漁っても、なぜか仕事の質が上がらない。そんな経験をしたことはありませんか? 実はその原因、「どの思考法を使うか」より前の段階に答えがあるかもしれません。20...
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【Z世代、SNS疲れ向け】「いいね」に振り回される人生、もう終わりにしませんか?アドラー心理学がSNS疲れを根本から解決する理由

朝起きてまず確認するのはスマホの通知。投稿した写真の「いいね」の数が少ないと、なんとなく一日が憂鬱になる。友人のインスタを見るたびに、充実している相手と比べて自分がみじめに感じる。そんな経験、ありませんか?野村総合研究所の調査によると、Z世...
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【ビジネスマン向け】「嫌われる勇気」より先に読むべきだった!『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』をビジネスマン視点でレビュー

ビジネスの現場でよくある悩みに、100年以上前の心理学者がすでに答えを出していたとしたら、あなたはどう感じますか?レビューするのは、小倉広氏が著した『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社・2014年)です...
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40代の沈んだ心に火をつける。見城徹「たった一人の熱狂」が問いかけること

仕事で大きな失敗をしたわけでも、家族との関係が壊れたわけでもない。ただ、何となく毎日が単調で、以前ほど朝が楽しみではなくなった。そんな40代の男性はとても多いものです。目標を達成しきってしまった人、逆に目標を見失ってしまった人、どちらも同じ...
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キャリアの壁を越える5つの成長ステージ『熟達論』が教えてくれる、何歳からでも学び続けられる理由

転職を考えているけれど、今から新しいことを始めても本当に成長できるのだろうか。そんな不安を抱えているあなたに、ぜひ読んでほしい一冊があります。元陸上選手の為末大さんが書いた『熟達論:人はいつまでも学び、成長できる』です。世界大会でメダルを獲...
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ヘッジファンドの「中の人」が語る世界の大転換!齋藤ジン著『世界秩序が変わるとき』を個人投資家目線で読み解く

バラバラに見える世界の出来事が、実はひとつの大きな潮流の変化から起きているとしたら、そしてその変化が個人の投資判断にも直結しているとしたら、目を背けるわけにはいきません。2024年12月に刊行されるや異例の売れ行きを記録し、累計15万部を超...
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『暁星』の龍は超常ではなく支配の装置として怖い

湊かなえさんの『暁星』で、読後に最も重く残る仕掛けは、復讐の筋そのものよりも、作中に差し込まれる「龍」のエピソードです。一見するとオカルトに見えるのに、読み終える頃には現実の暴力として立ち上がってきます。この違和感が、物語を単純な勧善懲悪か...
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【期待値を下げるは逃げではない】底辺駐在員の記録から学ぶギリギリ消耗しない技術

海外駐在の華やかさと底辺という自虐がぶつかり合い、つい手に取りたくなる本でした。実際に読んでみると、面白さの正体はギャップ狙いではなく、現代の生活者が抱える消耗の構造をかなり生々しく言語化している点にあります。私は著者のyoutubeは見て...
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『億までの人 億からの人』を投資本として読むと見えてくる富のOSと落とし穴

『億までの人 億からの人』が刺さるのは、銘柄選びや節約術の話ではなく、富を生み出し続ける人が共通して持つ思考の基盤を、生活と人間関係の設計に落とし込んで見せるからです。特にChapter 5とChapter 6は、既存で言われている(著者自...
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『医者に殺されない47の心得 必携版』を読むときに外してはいけない視点

『医者に殺されない47の心得 必携版』は、医療に対して強い不信をあおる本に見えます。ですが、読みどころは単純な反医療ではありません。医療は善意だけで動く世界ではなく、制度と慣習とビジネスが絡む以上、患者側が無防備だと損をする場面がある。その...
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『The Trading Game』が示す資本主義の故障と日本市場に出る症状

ギャリー・スティーブンソンの著書『The Trading Game』は、金融界の暴露話です。また景気が良いか悪いかという循環の話ではなく、富の偏りが進むほど資産価格が上がりやすくなり、生活者の需要が痩せていくという、資本主義の内部不具合を描...
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幻冬舎ビジネス本ばかり読む人がハマる理由と、偏りを武器に変える読み方

幻冬舎のビジネス本ばかり読んでいると、自分でも偏っている自覚は出てきます。なのに、やめられない。むしろ次も幻冬舎を手に取ってしまう。これは意志が弱いというより、幻冬舎の作り方が読者の生活テンポに刺さる設計だからです。通勤、家族、仕事、資産運...
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「会社四季報」最強のウラ読み術を読んで気づいた、四季報は解くものだった

四季報は毎号買うのに、活用できている実感が薄い。データは膨大で、会社名を追っているうちに読み疲れる。そんな悩みを抱えたまま本書を開いたところ、意外なほど素朴で、しかし深い事実に突き当たりました。四季報は14マスではなく「5ブロック」で読むべ...
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「真・日本の歴史」を読む 日本史の地殻変動を体験する一冊だった

近年、日本史の通説が揺れ続けています。縄文・弥生の境界線は再定義され、古墳の権力構造も書き換えが進み、律令国家の成立過程さえ今なお再検討されている。こうした潮流の中で刊行されたのが本書『真・日本の歴史』(2024年7月発売)です。ネット上で...
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教養として「ローマ史」をどう読むか?本当の価値はどこにあるのか

ローマ史は読むたびに渦のような混沌に巻き込まれる歴史です。皇帝が次々入れ替わり、暴君が現れたかと思えば賢帝が登場し、繁栄と混乱が入れ替わる。その全体像を掴みたいと思って本書を手に取った方は、多くが同じ戸惑いを抱くのではないでしょうか。実際に...
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夜と霧の書評。極限の収容所で、人はどのように自分を保ち、生きようとしたのか

ビクトールエミールフランクルの『夜と霧』は、第二次世界大戦中にアウシュビッツ強制収容所に囚われた精神科医が、自身の体験と観察をもとに「人間とは何か」を追究した作品です。歴史書でもあり、哲学書でもあり、心理学の記録でもあるという、非常に独特な...
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六人の嘘つきな大学生を書評。選考会という密室で、人間はどこまで本音を隠せるのか

朝倉秋成の六人の嘘つきな大学生は、就活という極めて現実的なテーマを舞台にしながら、ミステリーの構造を巧みに織り込んだ作品です。特に注目すべきは、舞台装置のシンプルさと、そこに閉じ込められた六人の就活生それぞれの人間性の暴れ方です。就活という...