春の訪れとともに、空の表情も変わってきた。
今回は東京のビルから西の夕陽を撮影した1枚をご紹介。
春特有の霞んだ夕陽
写真には、オレンジと金色に染まる夕陽が映し出されている。
しかし、冬場に見られるようなシャープでクリアな太陽とは異なり、春特有の霞みがかった柔らかさがある。
これは、春になると上空の湿度が高くなり、また花粉や黄砂が飛散するため、空がぼんやりと白みがかる影響だ。
雲と光のコントラストが美しい
この日は雲が多く、太陽が顔を出したり隠れたりしていた。
夕陽が雲を照らし、空全体が金色に染まる光景は幻想的で美しい。
遠くに見える山々のシルエットと、ビル群のコントラストが、都会の夕暮れを彩っている。
春の夕陽
春の夕陽は日によって表情が大きく変わる。
湿度や雲の量によって、くっきりとした夕陽になる日もあれば、ぼんやりと霞む日もある。
この不安定さが、春の夕景の面白さだ。
特に雲が多い日は、夕陽が隠れるたびに光の加減が変わるため、刻一刻と空の色が変化する。
「同じ夕陽は二度と見られない」という意味で、まさに一期一会の美しさがある。
これから春が深まるにつれて、夕陽はさらに柔らかく、空は霞みがかっていくだろう。
そんな季節の移ろいを楽しみながら、ふと空を見上げる時間を大切にしたい。