いつものパキスタン料理の食べ放題、1000円ぽっきりで本場の味がたっぷり楽しんでいます。
店内に入ると、スパイスの芳醇な香りと、どこか懐かしい異国の空気、思わず深呼吸したくなるような空間です。
お皿に盛られた彩り豊かな料理たち
まずは野菜とご飯のコンビネーション
大皿にたっぷり盛られた生野菜が爽やかに並び、油分の多い料理とのバランスが絶妙。
ご飯はプラウ(スパイスで炊き込んだ米料理)。日本の炊き込みご飯とも違い、クミンやカルダモンの香りが鼻を抜けていきます。
カレー三重奏で満足度マックス
- レンズ豆のカレー(ダル):やさしい味わいながら、舌の奥でじわじわとスパイスが広がる滋味深い一皿。
- オクラのカレー:ネバっと感がカレーソースと絶妙に絡み合い、ご飯が止まりません。
- チキンカレー:骨付きの鶏肉がほろっと崩れるほど煮込まれており、コクと旨みが濃厚。日本のチキンカレーとはまったく別物の満足感です。
ミルクティーとデザートで〆る至福
食後にいただいたのはミルクティーを2杯。シナモンやカルダモンがほんのり香る本格チャイは、甘さ控えめで、カレーの後にぴったり。
そして、謎の糸状デザート「Sweet Semiya」
デザートにはSweet Semiya(スイート・セミヤ)という不思議な一品が登場。見た目は茶色い糸のような細い麺がミルクの中に浸っており、「えっ、これがデザート?」と思わず二度見。
ところが一口食べてびっくり。あたたかく、優しい甘さが口いっぱいに広がります。冷やして提供されることもあるそうで、その時はまた違った味わいになるとのこと。
豆知識: Sweet Semiya は南アジア圏では「セヴィヤン・キール」とも呼ばれ、断食明けやお祝い事でよく出される家庭的なデザートです。材料はバーミセリ(細麺)、牛乳、砂糖、カルダモン、ナッツなど。
コスパも満腹感も◎
これだけ本格的なパキスタン料理を1000円で食べ放題とは、信じられないクオリティ。お店の方も気さくで、気になる料理の名前を尋ねると丁寧に教えてくれました。
食文化の違いに触れながら、お腹も心も満たされる贅沢な時間。スパイス初心者にもやさしい味わいで、また訪れたいと思わせるお店でした。
穴場グルメ
本場のパキスタン料理が食べ放題で楽しめるお店は、まさに穴場のグルメ体験。野菜も豊富、カレーは三種、デザートまで抜かりなし。そしてミルクティーが心をほどいてくれます。
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