【佐渡島】混雑を避けた2泊3日の旅レポート

日本

2泊3日で佐渡島へ旅してきました。

東京駅9時発の新幹線で新潟へ、そこから港まではタクシーで5分ほど。新潟港からジェットフォイルで約1時間。お昼前には佐渡島に足を踏み入れていました。

観光地としては意外に静かで、混雑とは無縁の旅。島の風景、人との距離、時間の流れがゆったりとしていて、とても心地よかったです。今回はその旅の行程を振り返りつつ、実際の観光料金や見どころ情報も交えて紹介します。

1日目:移動 + 南佐渡へドライブ + 夕景

東京 → 新潟 → 佐渡島へ

東京駅9時発の新幹線で新潟へ。およそ2時間ほど。
新潟駅から港まではタクシーで5分程度(距離はそんなに遠くないですが、荷物などを考えるとタクシーが便利です)。

港からジェットフォイルに乗り、約1時間ほどで佐渡島に上陸。12時半頃には佐渡島入りを果たしました。

ジェットフォイルの運賃は、季節や運航会社によって変わるので、最新の時刻表・料金を公式サイトで確認するのがおすすめです。

昼食:寿司の弁慶で海の幸

上陸直後、まず目指したのは寿司屋「弁慶」。

地の魚を使った握りや刺身定食などで、旅の始まりにふさわしい海鮮の饗宴でした。1,000〜2,500円程度の価格帯を目安に。

その後、ドライブ途中で地元のパン屋に立ち寄り、軽食を買い食い。旅先で気軽に立ち寄れる小さな店の存在が、旅を豊かにしてくれます。

南佐渡ドライブと夕日鑑賞

レンタカーを借りて島内を巡りながら、南佐渡まで足を伸ばしました。
目的は、水平線に沈む夕日。運が良ければ遮るものなく、海に溶ける夕陽が見られます。
道中は田園風景、海岸線、入り江など、人の手があまり入っていない風景が続き、心が落ち着きました。

この日の夜は、島内の宿に泊まり、ゆったりと過ごしました。

2日目:佐渡金山とトキの森公園

史跡 佐渡金山(相川金銀山)を駆け足で見る

この日の目玉は佐渡金山。正式には「史跡 佐渡金山」として、宗太夫坑・道遊坑の坑道見学が可能です。
見学所要時間は通常60〜90分程度が目安とされています。
入場料金は大人(中学生以上)1,500円、小学生 750円(2025年4月以降の共通コース料金)です。
これを、通常2時間かかるところを 30分 で駆け足で見て回りました。

坑道内部は10度くらいで、ひんやりして温度が低めなので、羽織ものがあると快適です。急ぐなら快適な温度でした。

12.5kgの金塊を触れる展示があり、これが一番印象に残りました。

また、「道遊の割戸」という岩肌が割れたような地形(V字に割れた山肌)がシンボル的風景として間近で見られるポイントがあります。

少し残念に感じられたかもしれませんが、駆け足でも金山を体感する印象は残ります。時間があれば、展示・ガイドツアーも含めてゆっくり巡るのが理想です。

午後:トキの森公園で空を舞うトキを間近に

佐渡で保護・繁殖が進められている国の特別天然記念物・トキを観察できる施設が「トキの森公園」です。

施設内には「トキ資料展示館」や「トキふれあいプラザ」があり、ケージ内で比較的自然に近い形でトキが飛翔・採餌・巣づくりなどをする様子を間近に観察できます。

入園料(環境保全協力金)は、2025年4月1日から 大人500円、小中学生200円に改定されました。

営業時間は 8:30〜17:00(最終入場16:30)、定休日は年末年始および冬季の月曜など。
両津港から車で約15〜20分ほど。駐車場もありです。

3日目:佐渡 → 新潟 → ピア万代で変化球ランチ

この日は新潟港へ戻る移動日。
新潟に戻った後、訪れたのは ピア万代。飲食店街と市場が混ざった、地元の人たちにも親しまれるスポットです。

「トンテキ丼」や「ドーナツ」、海鮮以外のメニューを選びました。

ドーナツは甘みと酸味が絶妙、珈琲と一緒に食べて大満足でした。
海鮮をさんざん食べた後だからこそ、ちょっと別のジャンルを試したくなりました。

旅全体をふりかえって

  • 観光客がおらず、静かな時間を味わえた
  • 地元のパン屋や変化球ランチも含めて、旅の余白を楽しんだ

補足:観光情報メモ

佐渡金山 見学コース・料金:宗太夫坑+道遊坑を巡る共通コースで、所要時間は60~90分。大人1,500円、小学生750円。

トキの森公園 入園情報:営業時間 8:30~17:00(入館は16:30まで)、大人500円・小中学生200円(2025年4月改定)。両津港から車で約15〜20分。

道遊の割戸:佐渡金山のシンボル的地形。割れ目の幅は最大約30 m、深さ74 m程度。間近で見ると圧巻です。

見どころ延長案:佐渡には、奉行所跡・旧相川拘置支所・産業遺産散策コースなどもあり、金山近辺を少し歩き回るだけでも楽しいです。

静かな島に、心の余白を取り戻す旅を

混雑に疲れたとき、誰もいない風景こそが最高の贅沢になる瞬間があります。佐渡島はその贅沢を自然に与えてくれる島でした。

適度に観光施設を回りながらも、ドライブで海岸線を眺めたり、日没をゆったり見送ったり。そこに余白があるからこそ、旅が記憶に残ります。

「混み合わない場所へ旅したい」と思ったときには、佐渡島のような場所をぜひ候補に入れてみてください。きっと、自分だけの時間を取り戻せます。

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