【MBTI別】投資スタイルと失敗回避策まとめ

株式

株式投資の本を読んでいると、様々な投資スタイルがでてきます。
いくつかやってみるとわかるのですが、合う合わないが出てきます。

そこで、MBTI性格タイプによって投資スタイルは大きく違うので、最初からある程度の合うスタイルというものを理解して臨むことが重要と考えました。

以下の表では、日本人に多いMBTIタイプ別に「コア戦略」と「失敗しやすい行動、それを避ける方法」をまとめています。

その後に各タイプの詳細戦略を紹介します。

MBTIタイプ別戦略と失敗回避の簡易まとめ

MBTI(日本人比率) コア戦略 失敗 → 回避策
INFP(16.44%) 価値観合致×長期分散 物語偏重 → 財務KPI併走で客観性を保つ
ENFP(13.78%) 複数テーマの分散ベット 多動化 → テーマ数を5本以内に制限
INTP(7.91%) システマティック・クオンツ 最適化過剰 → 検証外サンプル運用で汎用性確認
ESFJ(7.38%) 生活防衛×分散安定 群集同調 → 自動積立&定期点検で冷静維持
ISFJ(7.17%) 生活密着ディフェンシブ+ESG 善意バイアス → 定量スクリーニングを徹底
INFJ(6.16%) 未来テーマ長期保有 思想過多 → テーマ内で財務KPI設定
ESFP(6.02%) 積立+トレンド追従の少額裁量 FOMO → 裁量枠を10〜15%に限定
ENFJ(5.59%) インパクト投資×安定軸 ミッション偏重 → 社会+財務の二重KPIで牽制
ISFP(5.58%) ストレス最小の積立放置 含み損耐性低 → 超・分散&自動化でストレス低減
ENTP(5.19%) 破壊的イノベ・VC的配分 風呂敷拡大 → 損切りルールを固定化
INTJ(4.12%) ROIC/DCF集中投資 分析過信 → 売買前後で仮説検証ログを残す
ISTJ(3.57%) 低コスト分散・配当再投資 ルール逸脱 → 自動積立+四半期点検で統制
ISTP(3.14%) テクニカル短中期+イベント ルール増殖 → 手法を2種類に限定
ESTJ(2.94%) 配当・ROE規律運用 KPI硬直 → 年1回だけ見直しして柔軟化
ESTP(2.57%) 短期イベント・IPO/新興 過剰売買 → 日次回転制限で集中維持
ENTJ(1.54%) 高成長集中+レバ規律 拡大過剰 → レバ上限設定とDDカット義務化

MBTIタイプ別 詳細戦略

① INFP(16.44%)—理念×財務KPIの二本立て

コア配分:インデックス50〜60%、理念合致の個別・ETF20〜30%、債券10〜20%。

補助戦略:社会的インパクト投資は総資産の10%以内に留め、理念投資のバランスを維持します。

売買ルール:投資メモは「ストーリー50:財務KPI50」で作成。理念と数値を半々で検証する姿勢を持ちましょう。

KPI:売上CAGR、粗利率、営業CF。

避ける行動:理念や感情で保有し続けること。財務の裏付けを欠く企業は除外します。

② ENFP(13.78%)—テーマ分散(最大5本)

コア配分:インデックス50〜60%、テーマETF(AI/再エネ/宇宙/ヘルスケア等)30〜40%、債券10%。

補助戦略:テーマは相関の低い最大5本に限定し、過度な分散を避けます。

売買ルール:年1回、売上CAGR・粗利率・研究開発比率で採点し、入替を判断します。

KPI:テーマ間相関、ポートCAGR、最大DD。

避ける行動:流行や人気に流されること。「好き」ではなく成長率基準で判断します。

③ INTP(7.91%)—システマティック/クオンツ型

コア配分:ファクター(品質・モメ・バリュー)50〜60%、統計裁定・ルール売買20〜30%、インデックス10〜20%。

補助戦略:バックテスト→アウトオブサンプル→少額ライブ→本運用の順で進める。

売買ルール:ウォークフォワード分析を必須とし、手数料込みで最適化検証を行います。

KPI:シャープ比、ティル比、ターンオーバーコスト。

避ける行動:検証条件いじりによる過学習型の錯覚勝率。

④ ESFJ(7.38%)—自動化×分散の安心運用

コア配分:全世界インデックス60〜70%、短期〜中期国債・MMF20〜30%、REIT0〜10%。

補助戦略:教育・消費関連ETFを少額追加し、生活に近いテーマで安心感を持つ。

売買ルール:完全自動積立+年2回点検。点検日以外の取引は一切禁止。

KPI:積立継続率、配分乖離率。

避ける行動:ニュースや周囲の意見で解約を決断すること。

⑤ ISFJ(7.17%)—生活防衛×安定成長

コア配分:全世界 or 米国インデックス50〜60%、高配当20〜30%、国内債券15〜25%。

補助戦略:医療・生活必需品ETFを0〜10%の範囲で保有。

売買ルール:毎月定額積立/年2回リバランス(乖離±20%)/減配2期連続で除外検討。

KPI:配当成長率、家計貯蓄率、最大DD(−25%以内)。

避ける行動:感情的な「好きだから買う」という判断。

⑥ INFJ(6.16%)—10年超の信念投資

コア配分:長期テーマ(AI・再エネ・宇宙・教育)70〜80%、債券10〜20%、現金5〜10%。

補助戦略:テーマごとに年1回到達KPIを設定し、実績との乖離を検証。

売買ルール:入替は年1回のみ。短期ニュースは無視。

KPI:テーマCAGR、研究開発費率、規制リスク。

避ける行動:感情でテーマを乗り換えること。一貫した信念を数値で裏付けます。

⑦ ESFP(6.02%)—積立コア+トレンドの遊び枠

コア配分:全世界インデックス60%、債券25〜30%、REIT/コモディティ5〜10%。

補助戦略:AI・半導体・観光など話題テーマをサテライト10〜15%に限定。

売買ルール:裁量買付は「毎週同額・上限額固定」で制御。

KPI:積立継続率、サテライト比率上限。

避ける行動:SNS・トレンドによる過剰買付。FOMO対策必須。

⑧ ENFJ(5.59%)—社会インパクト×安定軸

コア配分:インデックス45〜55%、インパクト/ESG20〜30%、債券15〜25%。

補助戦略:人的資本・教育・医療テーマへの定量的投資。

売買ルール:社会KPI+財務KPIの二重管理を義務化。

KPI:社会指標(CO₂削減・教育到達率)+売上CAGR。

避ける行動:理念偏重による赤字許容。

⑨ ISFP(5.58%)—ストレス最小の放置設計

コア配分:全世界インデックス50〜60%、国内債券・預金30〜40%、高配当ETF5〜10%。

補助戦略:旅行・趣味テーマETFを楽しみ投資として10%以内に。

売買ルール:ニュース遮断、アプリ通知は積立日だけ。

KPI:精神的負担(主観)、継続率。

避ける行動:含み損で積立を停止すること。

⑩ ENTP(5.19%)—破壊的テーマのバット&ボール戦略

コア配分:グロース集中60〜70%、VC的高ボラ10〜20%、インデックス10〜20%。

補助戦略:成功確率が低くても倍率勝負型を意識。

売買ルール:損切り基準を事前に数値化(MA割れ・仮説崩壊など)。

KPI:ヒット率、平均倍率、ポートフォリオPF。

避ける行動:案件過多による集中力崩壊。

⑪ INTJ(4.12%)—ROIC/DCF集中投資

コア配分:高ROIC・高再投資率銘柄70〜80%、キャッシュ10〜20%、オルタ0〜10%。

補助戦略:仮説→DCF→IRR検証型の運用フローを徹底。

売買ルール:ROIC低下・モート喪失・仮説破綻を売却基準に設定。

KPI:ポート全体ROIC、IRR、仮説検証ログ。

避ける行動:分析依存による損切り遅延。

⑫ ISTJ(3.57%)—規律重視の配当・指数二刀流

コア配分:全世界インデックス50〜60%、高配当25〜35%、社債・MMF10〜20%。

補助戦略:配当再投資(DRIP)を徹底し、複利を最大化。

売買ルール:四半期リバランス。ROE・FCF基準で入替判断。

KPI:配当累積、自己資本比率、安定性。

避ける行動:独自例外ルールで一貫性を崩すこと。

⑬ ISTP(3.14%)—テクニカル短中期+イベント

コア配分:インデックス35〜45%、裁量スイング35〜45%、現金10〜20%。

補助戦略:決算・TOB・季節需給を活用したイベントプレイ。

売買ルール:1トレード=資産1%、同時ポジションは5件以内、ATR損切りを採用。

KPI:勝率、PF、最大DD。

避ける行動:手法を増やして迷うこと。

⑭ ESTJ(2.94%)—数値規律×財務重視

コア配分:国内大型株・配当株50〜60%、インデックス20〜30%、社債10〜20%。

補助戦略:ROE・FCF・自己資本比率でスクリーニング。

売買ルール:年1回のみ見直し。それ以外は取引禁止。

KPI:ROE、FCF率、営業CF安定度。

避ける行動:年度途中での独断修正。

⑮ ESTP(2.57%)—イベントドリブン・高速回転

コア配分:IPO・新興株45〜55%、インデックス30〜40%、現金10〜15%。

補助戦略:暗号資産は総資産10%以内で限定的に保有。

売買ルール:1日1〜2トレードに制限。期待値R≥2を維持。

KPI:手数料率、日次回転数、税コスト。

避ける行動:連敗時にロットを増やすこと。

⑯ ENTJ(1.54%)—高成長集中+レバ規律

コア配分:グロース70〜85%、債券0〜10%、プライベート/PE0〜15%。

補助戦略:レバレッジ上限(例:総資産1.3倍)を明文化し、規律を保つ。

売買ルール:ドローダウン閾値でデレバ設定(−20%→1.1倍、−30%→等倍)。

KPI:売上CAGR、ROIC、DD回復期間。

避ける行動:好調時に過剰レバを積み上げること。

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