縦タブ対応ブラウザは増えました。Microsoft Edge、Brave、Firefoxなどが「Vertical Tabs」を次々と実装しており、もはやニッチな機能ではありません。しかし実際に使い比べてみると、縦タブという機能そのものよりも「タブをどう扱うか」という思想がブラウザによって根本的に異なります。
結論から言うと、縦タブで快適に作業したいなら、他のブラウザよりVivaldiの方が圧倒的に向いています。この記事では、Vivaldiを3年以上利用してきた視点から、その優位性を深掘りします。

Vivaldiが縦タブ界隈で別格とされる3つの理由
1. タブ管理の自由度が異常に高い
他ブラウザの縦タブは「横タブを縦に置き換えた」程度に留まります。一方Vivaldiはタブ管理そのものをOSレベルで拡張したかのような設計になっています。例えば以下のようなことが可能です。
- 縦タブを左右どちらにも配置できる
- タブスタック(グルーピング)、アコーディオン表示
- 複数タブを並列タイル表示して同時閲覧
- タブの色分け、角丸、幅の調整など外観の最適化
つまり、Vivaldiでは「タブ」という概念そのものが柔軟に変形し、ユーザーの作業習慣に合わせて進化します。他ブラウザは、あくまで縦配置版のタブバーで止まっています。この差は地味ですが、長期利用すると生産性に直結します。
2. 縦タブとワークスペースの相性が抜群
Vivaldiはワークスペース機能が非常に強力です。仕事用、調べ物用、プライベート用など、用途ごとにタブ群を切り替えられます。
縦タブ×ワークスペースという組み合わせは、実質「マルチデスクトップをブラウザ内で完結できる」のと同じです。Edgeにもワークスペースはありますが、同期と共同編集が中心で、個人のタブ整理としてはVivaldiほどの柔軟性がありません。
豆知識: Vivaldiのワークスペースはブラウザの動作を重くしないよう最適化されているため、大量タブ保持でも比較的安定して動作します。
3. ブラウザ単体で完結できる統合環境が強い
Vivaldiには以下のような機能が標準で入っています。
- メールクライアント
- RSSリーダー
- メモ/ノート
- 広告・トラッカーブロック
つまり、Vivaldiは本質的に「ブラウザ」というより情報処理ワークステーションです。縦タブ配置との相性が非常によく、ブラウザ内で完結するタスクが増えるほど、縦タブの恩恵も増えます。
競合ブラウザと比較したVivaldiの優位性
Microsoft Edgeとの比較
Edgeの縦タブは洗練されており、企業利用にも耐えうる品質です。ただし自由度が低く、タブを積み重ねたりタイル表示したりといった高度な整理はできません。タブが30を超えると管理効率が一気に落ちます。
結論: 事務作業中心ならEdgeでも良いが、情報収集や大量タブ運用には向かない。
Braveとの比較
Braveは軽量でプライバシー保護に強いですが、縦タブはEdge系のシンプル仕様です。カスタマイズ性は低く、VivaldiのようにUIを作り替えることはできません。
結論: セキュリティ重視ならBrave、作業効率重視ならVivaldi。
Firefoxとの比較
Firefoxはバージョン136以降で公式に縦タブを実装しましたが、Chromium系ではないため拡張との互換性が課題になる場合があります。縦タブ自体の基本品質は良いものの、全体としてはVivaldiに匹敵する統合性はありません。
結論: カスタムブラウザが好きならFirefoxも選択肢、ただし完成度ではVivaldiに軍配。
Vivaldiを推す最大理由は「縦タブが目的ではなく手段として完成している」点
他ブラウザでは「縦タブ」という機能が単体で提供されているだけです。しかしVivaldiでは、縦タブがワークスペース、タイル表示、カスタムテーマ、ジェスチャー操作などと結びつき、総合的な作業環境として成立しています。
だからこそ、Vivaldiの縦タブ体験は他ブラウザでは再現できません。縦タブを使っているようで、実際には「自分専用の作業デスクをブラウザ内部に作っている」状態になります。
縦タブの最適解を求めるなら、Vivaldi一択
タブが少ない人には、正直EdgeでもBraveでも十分です。ただし、日々大量の情報を扱う人や、作業効率を最大化したい人、ブラウザを仕事場として使う人にとって、Vivaldiの縦タブは替えのきかない価値を持っています。
縦タブを本気で使いこなしたいなら、Vivaldiが現時点では間違いなく最適解です。


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