買ったよね、謎肉祭。
先月コンビニで買って、ずっと棚の上においていたら、そのまま存在を忘れていた。
カップヌードルって、そんな存在。
日々、とんかつや牛丼やラーメンを食べて、成人病にノーブレーキ・アクセルオンで向かい、駆け抜ける喜びを謳歌している私にとって、カップヌードルなどヌルすぎて、食べる選択肢にも入らない。
そう私は、夜遅くに疲れて帰ってきて、よしご飯だ!謎肉祭を食べよう!みたいな流れには絶対にならない。
外で駆け抜けた後、家に帰ってきて、さらに謎肉祭で駆け抜けられないのだ。
ルパンがクラリスに言った「今はこれが精一杯。」の一言に近い感情だ。
食べるモーションに入る
さーて、深夜にも関わらず、この謎肉祭を開けて、食べようかなー。
謎肉の周りにかなりの謎の粉がついている。
謎肉を、お湯で戻さずに口に一つ入れてみる。
Oh、コレはイケナイよ、カラダがワルクナルよ、アナタ、スグシヌヨ。
と私の意思が、私の意識に直接話しかけている。
私は、「わかったよ。」と答え、謎肉祭のフタを再び閉じた。
次に会うのはいつになるだろう、と心に思いがよぎったとき、一陣の秋風が吹き抜けた。
そして、差し込む月明かりは私の暗い部屋をより一層寂しくさせた。
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