新海誠作品と聞いて
いつも恋愛の話で、光がキレイで、みんなあまり笑わない。
見たくない気持ちになっている。
新海誠が作り出す話のような人生を歩みたいけれど、できないから見たくない気持ちになる。
100億円を突破というニュースを見た。
みんなが良いというのだから、安心して見に行って、また複雑な気持ちのまま家に帰ろう。
私の新海誠キャリア
2006年に新卒同期から、「雲の向こう、約束の地」がいいと聞いて見た。
話も良かったが、光の表現が印象的だった。
見たことがない綺麗な世界が光を使って表現される。
話は、塔というファンタジーと、現実の日本の世界との融合が良かった。
それから、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、「言の葉の庭」とあって、光の表現だけは変わらない。
この中で一番有名なのは、「秒速5センチメートル」か。
初めて見たときは、3章構成の主人公が同一人物ということがわからずに、すべてバラバラの場所も年齢も違う人の話と思っていた。
2回目で、主人公の幼少期~青年期までを描いていることがわかった。
特に、種子島で暮らしているときの光の表現がいい。
沖縄などの離島で、夕方や夜を過ごしてみたけれど、新海誠のような光の世界が見れないのは残念だ。
「君の名は」はどうだったか
話の矛盾をよく批評するブログを見かけるけれど、純粋な気持ちで見れたので良かった。
あらゆる不都合を無視して、本当に都合よく、ただ純粋に、2人の気持ちだけを追い続けて、見た。
自分がその世界にいると錯覚するほど、没頭して見た。
糸守町の風土を知って、隕石が全てを破壊した喪失感はただごとではなかった。
地形に関して想起したこと
山奥の湖のほとりに糸守町があり、すこし行くと小高いカルデラの中にご神体を祀っている。
すでにいろいろな実在の場所の特定がされているが、ああいう場所があるなら、行きたいと思うのは仕方がない。
私も行きたい。
カルデラの地形は、長野県のカルデラや伊豆大島のカルデラを思い出させた。
映画ほどキレイに水が集まり巨石があるような場所ではないけれど、近い感覚はある。
他の観客によって観劇後の心象が影響したこと
後ろの50代の男性が最後「うっうっ」と言いながら泣いてて、興ざめしてしまった。。。
いや泣くほどではないだろ、このシーンですごいノイズ来たわ、きれいな印象のまま終わりたかったわとか、もうほんと最後の泣き声のせいで、雑念だらけになってしまった。
あぁああーーーーーーーーー
まったく見ていない心に戻って最初から見たいぃぃぃーーーーーーーーーーーー!
最後まで雑念なくみたかったあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
うわぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!
やっぱり情景が美しい
光がキレイでそれを現実で体験できなからこそ、映画のなかに求めてしまうという気持ちがわかった。
もう一度、あの美しい光景を見るために、見る。
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