【どうやって金銀買うのか?】金と銀は投信で持つほうが長期で勝ちやすい理由と低コスト銘柄

株式

金や銀が高値と騒がれる局面で、いちばん危ないのは相場そのものよりも、投資家の手が勝手に動いてしまうことです。

ETFは便利ですが、急落時ほど板が薄くなり、人は冷静さを失い、投げ売りや追い買いで自滅しやすくなります。

私が投資信託を推す理由は、心理不安による価格の上下がマイルドで、この自滅の確率を仕組みで下げる点にあります。

ETFが心理を壊しやすい局面がある

ETFはリアルタイムで売買できるため、平時は機動的に売買ができます。ところが急落局面では、その機動力が逆に人間の弱点を刺激します。板の厚みが落ち、成行が連鎖し、理屈の連動性よりも目の前の値動きが支配的になります。絶対に動揺します。

ここで重要なのは、相場観の正しさではありません。たとえ長期で正しい方向を見ていても、途中のパニックで手放した時点で負けが確定します。

投資信託が効くのは 価格ではなく行動を鈍らせる点

投資信託は基本的に一日一回の基準価額で約定します。日中の乱高下を見ながらボタンを連打できないので、衝動売買が起きにくくなります。この不自由さと、もう一つは暴落の翌日に投信価格も暴落することです。あらかじめどれくらい暴落するかわかったうえで、翌日に売買を決めれるのがよいところです。

急落時に逃げ遅れるという反論はありますが、それは短期売買の発想です。貴金属を守りの資産として組み込むなら、最初から売買回数を減らす設計にしておくほうが長期投資しやすくなります。

豆知識 投資で最も再現性が高い改善は、銘柄当てよりも売買回数の抑制です。特にボラティリティが高い局面では、正しい判断よりも何もしないことができるかどうかにあります。

貴金属投信は 信託報酬の低さが最重要になる

金や銀は配当や利息を生みません。つまり保有コストが、そのまま長期の差になるので、やすいものを選びます。

販売会社の画面では、信託報酬と、管理費用として上乗せ表示される項目が併記されているので確認しましょう。

SBI証券や楽天証券で買える 金の投資信託を表で整理する

金の投信は、低コストで現物価格に連動を狙う商品が複数あります。下の表は、売買の癖とコストを一目で比較できるように整理したものです。

数値は各社のファンド情報に基づきますが、改定されることもあるため、最終確認は購入画面と目論見書で行ってください。

分類 銘柄名 主な連動対象 為替ヘッジ 信託報酬 年率 税込 実質負担の目安 買付手数料 約定と受渡の癖 取扱の目安
金投信 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし) LBMA金価格 円換算ベース なし 0.275% 管理費用として0.675%表示が併記されることがあるため内訳確認が必須 なし 申込日の翌営業日基準価額で約定し 受渡は申込受付日から5営業日目 楽天で詳細確認がしやすい
金投信 iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) LBMA金価格 円換算ベース なし 0.2585% 管理費用として0.5085%表示が併記されることがあるため内訳確認が必須 なし 申込日の翌営業日基準価額で約定し 受渡は申込受付日から5営業日目 楽天で取り扱いが確認できる
金投信 三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド) 金価格連動型の運用 商品ごとの設計に依存 0.55% 管理費用として0.99%表示が併記されることがあるため内訳確認が必須 なし 投信のため日中売買はできず 締切後に約定する 楽天で信託報酬が確認できる
金投信 SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) 金現物価格の値動きに概ね同等を目指す ETF等を活用 なし 0.0638% 投資対象ファンド分を加えた実質負担は年0.1838%程度と説明されている なし 投信のため一日一回の基準価額で約定し 衝動売買を抑えやすい SBIなど複数社で販売会社が明示されている

金だけを長期で持つなら、低コストで現物価格に素直に連動する設計を優先し、次に自分が使う証券会社で積立設定がしやすいものを選ぶのが現実的です。

迷ったら、信託報酬が低いものを基準にしつつ、管理費用の表示が何を含むかを必ず確認してください。

銀は投信の選択肢がない、ETFになる

銀は金よりも商品数が少なく、投信はありません。相場にもまれるETFだけしかないので、初心者であればあるほど少額での投資をおすすめします。

やり方 代表例 向いている人 注意点
国内上場ETF 銀現物に投資し 銀価格との連動を目指すETFの枠 銀に絞って持ちたいが 投信が少なくて困っている人 リアルタイム売買ゆえに急落時の心理負荷が強いので 取引ルールが必要
現物積立や地金取引 証券会社の金銀取引で銀を積み立てる枠 ETFの値動きに耐えにくく 現物管理は避けたい人 売買単位や手数料体系が投信と違うので コスト構造を必ず確認する

あなたの前提が投信で荒れない運用をしたいであれば、銀は無理に単体で持たず、まずは金を投信でコアにして、銀はサテライトとして少額に抑えるという設計が現実的です。銀は上がるときも下がるときも金より荒れやすいので、売らないという意思が必ず動揺します。

荒れない運用にするための 実務ルールを決めておく

  • 買う頻度は月1回などに固定して 相場の見出しで増やさないことが重要です。
  • 売る条件は価格ではなく 資産配分が崩れたときだけに限定すると迷いが減ります。
  • 急落日に売買しないルールを先に書いておくと パニック時の自滅を防げます。

投資信託は即時に逃げられないこともありますし、コストは毎日積み上がります。ですが、貴金属投資で一番多い失敗は、当て外れよりも、動きすぎて負けることです。

金銀の投資

金銀投資で投信を選ぶ価値は、便利だからではなく、心理の暴走を抑えられるからです。金は低コスト投信の選択肢があり、信託報酬と実質コストを確認して選べば、長期で無駄が減ります。

銀は投信の選択肢がないので、無理にこだわらず、設計として金を軸にし、銀は小さく売買になると思います。

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