スーパーで見つけたなべやき屋キンレイの「横浜家系ラーメン」冷凍タイプ。価格は350円ほどで、「家系」の文字に惹かれて購入しました。
横浜家系ラーメンといえば、豚骨醤油の濃厚なスープと鶏油のコク、そして太めのストレート麺が特徴。今回はその期待を胸に、冷凍ラーメンでどこまで再現できているのかを実食レビューします。
実食して感じた「家系」とのギャップ
結論から言うと、これは家系ではないと感じました。スープはあっさりめで、濃厚さや豚骨特有の旨みが控えめ。鶏油の香りやパンチが弱く、油分の厚みも感じられません。
普段からこってり系を食べ慣れている人には、物足りなさが際立つと思います。
ただ、海苔が3枚付いてきました。これは袋麺などにはない評価ポイントです。
家系ラーメンに求める味とは
本来の家系は、口に含んだ瞬間に広がる豚骨と醤油の重厚な香り、そして唇にまとわりつくほどの油膜が特徴です。
今回の冷凍版は、その「攻めの旨み」がごっそり抜けており、むしろ万人向けスープに近い印象でした。
豆知識: 家系ラーメンの味の決め手は、豚骨・鶏ガラを長時間煮込んだスープに鶏油を加えること。これによりスープにコクと香りが生まれます。
麺とスープの相性
麺はやや太めで、冷凍麺としては食感は悪くありません。ただし、スープの旨みが弱いため、麺をすすったときの満足感がやや薄い印象です。
濃いスープであれば、この麺ももっと活きたはずです。
他の選択肢との比較
正直、袋麺ラーメン(特に生麺タイプ)のほうが家系らしさや濃厚さを感じられます。
冷凍ラーメンの手軽さは魅力ですが、「横浜家系」を期待して買うと肩透かしを食らうかもしれません。
冷凍に期待していたのに
なべやき屋キンレイの「横浜家系ラーメン」冷凍版は、あっさりした豚骨風ラーメンとしてならアリですが、家系ラーメンの濃厚さを求める人には物足りない一杯です。
家系のガツンとした旨みを味わいたいなら、やはり専門店や生麺タイプを選ぶのが正解でしょう。