「あれ、なんか足りない……?」
そんな言葉がふと頭に浮かんだのは、ウェンディーズファーストキッチンでバーガーセットを食べ終えた直後だった。
ファーストキッチンとウェンディーズが手を組んだ、あの“ちょっと大人な”バーガーチェーン。
人気の「ウェンディーズバーガーセット」を注文し、実食体験をしてきた。価格は1,200円、クーポン番号999を使って1,080円に割引。ちょっとお得な気分でスタートだ。
見た目は◎、野菜たっぷりのバーガーに期待が膨らむ
バーガーの第一印象はかなり良い。バンズはしっかり焼き目がついて香ばしく、レタス、トマト、オニオンが惜しみなく挟まれている。まさに“サラダをそのままサンドしました”的なビジュアルで、食欲がそそられる。
一口かじると、シャキシャキのレタスとみずみずしいトマトが爽やかに口の中を駆け抜ける。ただ、そこでふと気づく。「あれ、コクが……?」
そう、野菜の存在感は抜群だが、パティの旨味やソースのパンチが思ったより控えめ。良く言えばヘルシー、悪く言えば“物足りない”。ガツンと来る味を求めていた胃袋には、少し物静かな印象だった。
コーヒーはSサイズ、安心と物足りなさの狭間
セットのドリンクはコーヒーのSサイズを選択。香りはしっかり立っていて、飲み口も優しい。だが、サイズ的にはやはりちょっと少ない。ランチの余韻に浸るには物足りない容量だと感じた。
カフェタイムには十分だけど、ハンバーガーと一緒に味わうにはMサイズくらいの余裕が欲しかったというのが本音だ。
「野菜=ヘルシー」の落とし穴?
今回選んだのは「野菜多めのバーガー」。一見すると健康的で理想的な選択に思えるが、“濃厚さ”を求めると、ややギャップが生まれる。
豆知識: ハンバーガーの満足感は「塩味」「旨味」「脂質」のバランスで決まると言われている。野菜の比重が増えると、そのバランスが崩れ、“軽い味”になる傾向がある。
そう考えると、次回はチーズやベーコンを追加するなどして、もう少し“重さ”をチューニングしたほうが良さそうだ。
クーポン番号999――小さな満足が心に残る
とはいえ、クーポンで120円引きというのは嬉しいポイント。店頭で会計前に伝えるだけで簡単に使えるのだから、使わない手はない。
クーポン番号の使い方: 注文時、レジで「クーポン番号999を使いたい」と伝えるだけ。アプリ提示や印刷不要の店舗も多く、気軽に使える。
こうした「ちょっと得した感覚」は、食後の満足度にじんわり効いてくるのが不思議だ。
万人向けじゃないが、自分の“好み”を再確認できるセット
今回のウェンディーズバーガーセット体験は、「足りない」と感じたからこそ、次に自分が何を求めているのかが明確になるという発見の時間だった。
「ヘルシーさを重視したい」「野菜多めが好き」なら、今回のバーガーはちょうどいい選択肢になるはず。一方で、「肉のジューシーさ」「チーズの濃厚感」を求めるなら、トッピングを追加して“自分仕様”にカスタムしてみよう。
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