夏休みの伊勢神宮と志摩スペイン村旅行記。閑散とした楽園で過ごす静かな休日

日本

夏休みに、志摩スペイン村で一泊し、翌日に伊勢神宮を参拝するという小旅行をしてきました。

結果から言うと、これは「人混みの夏」を避けたい人にとって、非常に満足度の高い旅でした。テーマパークは空いていて快適、ホテルは静かで平和、そして伊勢神宮はやはり格別の荘厳さ。そんな二日間の体験をまとめてみます。

志摩スペイン村:混雑ゼロのテーマパーク体験

志摩スペイン村に到着してまず驚いたのは、その閑散ぶりでした。人気アトラクションも待ち時間はゼロ、10分あれば同じジェットコースターに2回乗れるほど。普段なら「120分待ち」の乗り物も、ここでは贅沢なまでにすぐ乗れてしまうのです。混雑がないことで、心地よさが際立ちました。

ピレネーというジェットコースターは、USJのジェットコースターよりもすごいのではないかと感じました。これが何度も入場料だけで乗れてしまうのです。

さらに特筆すべきはレストランの快適さです。普通のレストランと同じくらいの価格帯で、飲み物は500〜1,000円、食事も500〜2,000円程度。すぐに料理が出てきて、待たされることがありません。これだけでも、他のテーマパークとは一線を画す快適さを感じました。

豆知識: 志摩スペイン村は開業から30年近く経っていますが、近年は「穴場スポット」として再評価されつつあります。混雑を避けたい大人世代に人気がじわじわ広がっているそうです。

オフィシャルホテルで過ごす静かな夜

宿泊はスペイン村オフィシャルホテル。ここもまた驚くほど混んでいませんでした。

宿泊客は日本人ばかりで、館内は静寂に包まれており、不穏な空気は皆無。耳に届くのは控えめな話し声かBGMだけで、時間がゆっくりと流れていく感覚が心地よい空間でした。

朝食はバイキング形式。

品数は多くありませんが、どれも素材がよく、見た目以上に確かに美味しいと思わせる力があります。特にかつお茶漬けが絶品でした。真ん中にあり写真ではやや地味に見えてしまいますが、実際に食べると素材の味わい深さに納得できる内容です。

焼きうどんも鰹節粉をたっぷりかけて食べるので、美味しさと旨味がすごかったです。

翌朝、伊勢神宮へ

朝9時前にホテルを出発。およそ30分で伊勢神宮に到着しました。すでに駐車場は込み始めていて、ギリギリで入れました。経験上、9時半を過ぎると駐車場は満車になるので、早めの到着が必須です。

参道を歩くこと約20分。

夏の日差しの中、広い空が印象的でした。人生で二度目の参拝でしたが、大学生のときに訪れた場所とは違い、式年遷宮で社殿の位置が変わっていたことに新鮮な驚きを覚えました。やはり伊勢神宮は日本人にとって特別な場所であることを再確認しました。

赤福本店のかき氷

参拝の後は、おかげ横丁へ。名物の赤福氷をいただきました。宇治抹茶のかき氷の中に赤福が入っているというユニークな一品で、暑さを和らげる甘味として最高のご褒美になりました。昼前になるとおかげ横丁全体が混み始めたため、ここもやはり早めの行動が吉です。

静かで贅沢な夏休み

今回の旅は「混雑ゼロで楽しむ夏休み」という点で大満足でした。志摩スペイン村は待ち時間なしで快適、ホテルは静かで上質、そして伊勢神宮はやはり圧倒的な存在感。赤福氷で締める流れも完璧でした。

人混みに疲れたくない人、家族でゆったり過ごしたい人には最高の選択肢です。観光の本質は「心のゆとり」だと改めて感じた二日間でした。

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