焼肉食べ放題スポット「肉屋横丁」にある「和牛まみれコース」(ソフトドリンク飲み放題付き・7,300円/税込)を体験してきました。
精肉店のようにショーケースから選べる和牛が魅力ですが自分で焼く楽しさの裏に、ちょっとしたもどかしさがあったんです。
店舗スタイルとシステム
このお店では、ショーケースに並ぶ和牛を好きな部位・サイズで選んで注文できる「精肉店スタイル」が新鮮です。
食べ放題は100分制で、ラストオーダーは80分。ソフトドリンクはセルフのドリンクバー方式です。
スターターの盛り合わせが運ばれた後は、追加オーダーは自分でカウンターに行かなければならず、サイドメニューはQRコードでスマホ注文という仕組みでした。
各所に見栄えが意識されており、美味しいこととは別に写真を撮ってしまいます。
自分で焼く楽しさとちょっぴりの難しさ
和牛の肉質は素晴らしく、サシがきれいに入ったサーロインやカルビは脂の甘みと旨味が最高でした。
しかし、自分で焼くスタイルのため、焼き加減が合わず上手く焼けなかったのが正直なところ。特に脂の多い部位は焼きづらく、期待に反して満喫できない瞬間も。
オーダー方式のジレンマ、時間との戦い
注文は都度カウンターへ足を運ぶ必要があり、初めはそのシステムにワクワクしました。
でも時間が経つに連れて、かなり面倒に感じてしまったのも正直なところ。実際には2回しか注文に行けず、行列も出ています。もうちょっと食べたいと思っても気づけばラストオーダーという状況になります。
和牛に見合う赤身の選択肢の限界?
和牛は脂のとろけ具合が魅力ですが、コースには赤身肉の種類が少なかった印象。脂が強い部位ばかりで最後の方はちょっと重く感じ、結局はチキン系のサイドメニューを食べてしまう場面もありました。
ちなみに、チキンは「肉横チキン」という名称で、サイドメニューとしてラインナップされており、食べ放題です。
気になった客層のギャップ
お店は外国人客が多く、特に若い白人男性がお一人で訪れている姿を多く見かけたのが印象的でした。
外交的な雰囲気の体格のよい男性が一人で黙々と食べている姿は、なんだかカルチャーショック。こうした客層を見ると、和牛の魅力が海外でも評価されているのを実感できて嬉しくなりました。
豆知識:「和牛まみれコース」は2020年11月オープンの秋葉原店で人気のコースで、予約なしで入れました。もう飽きられているのかと思います。
満足度ともうちょっとの「余白」
- 体験の面白さ:ショーケース方式で選ぶライブ感と高品質な和牛は確かに魅力。
- 改善したい点:焼き加減に悩む自分のスキル、注文の手間、脂多めラインナップに疲れてしまう部分。
- 次に期待したいこと:赤身中心の部位追加、スタッフによるサポート、カウンターへの往復を軽減する工夫があればさらに満足度UP。
全体として、「お肉を自分で焼く楽しさ」と「高品質な和牛の味」を体験できる素敵なお店ですが、もうあと少しの工夫があれば、もっと自由に、最後まで気持ちよく楽しめるのではないかと感じました。