これまで新幹線に乗るときには「EX-ICカード」と「Suicaなどの交通系ICカード」の2枚を使い分ける必要がありました。
しかし、すでにサービスが進化しており、Suicaなどの交通系ICカード1枚だけで新幹線と在来線をチケットレス乗車できるようになっています。実際に試してみたところ、設定さえ済ませれば快適さが段違いで、改めて時代の変化を実感しました。
これは、新幹線のリリースをみて気づきました。
・新幹線をチケットレス乗車いただくため、「エクスプレス予約」ご入会時に「EX-ICカード」を会員様に配付していますが、2021年3月より、「交通系ICカード(モバイルSuica・モバイルICOCA・モバイルPASMO含む)」をご登録いただくことで、「交通系ICカード」1枚で新幹線と在来線をチケットレス乗車いただけるようになりました。
参照-https://expy.jp/topics/detail/?id=835
2枚持ちから1枚に ― 設定方法の注意点
私自身も、さっそく「エクスプレス予約」の設定を変更しました。流れとしてはシンプルですが、ポイントは2つあります。
- Suica番号を「エクスプレス予約」の会員ページで登録すること
- 乗車用ICカードを「交通系ICカード」に設定すること
この2ステップを済ませないと、改札でエラーになる可能性があります。普段使っているSuicaを登録するだけで、新幹線も在来線もスムーズに通過できるのは大きなメリットです。
豆知識: 2027年夏頃を目途に、EX-ICカードによる乗車サービスは終了予定。今後は交通系ICカードへの一本化が進みます。
「EX-ICカードを忘れた!」の心配がなくなる
過去には、EX-ICカードを忘れてしまい大変な思いをしたことがありました。新幹線に乗るには必ず必要だったため、財布や定期入れを確認する習慣もできていたほどです。
しかし、今後はSuica1枚で完結するので、持ち物の心配がぐっと減ります。日常的に使っているカードがそのまま新幹線でも使えるのは、心理的にも大きな安心感につながります。
今後のサービス変更と注意点
JR東海の発表によると、次のような変更が段階的に行われます。
- 2026年夏頃:EX-ICカードの新規発行・再発行を終了
- 2026年夏頃:「EXご利用票(座席のご案内)」の発行終了(アプリ上で確認可能に)
- 2027年夏頃:EX-ICカードによる乗車サービスを完全終了
つまり、今後は交通系ICカードへの切り替えが必須になっていくわけです。すでにSuicaやICOCAを登録済みの人は特に変更の必要はありませんが、まだ設定していない人は早めに準備しておくと安心です。
便利さとシンプルさの時代へ
新幹線のチケットレス乗車が「Suica1枚」で済むようになったのは、大きな前進です。忘れ物のリスクが減り、持ち物もシンプルになり、改札を通るストレスも軽減されます。
今後EX-ICカードは歴史の中に消えていきますが、これは利便性の進化の証といえるでしょう。一度設定さえ済ませれば、あなたの移動がぐっと快適になります。
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